社会人生活を営んでいくうえで、会社の人に好感を持たれることは、とても重要です。ところが社会人としてのスタートをきったばかりの新入社員のなかには、目の前の業務をこなすことに精一杯で、好感を持ってもらうことを疎かにしてしまう人がいます。では、入社したての新入社員を対象とした社員研修においては、どのようなことをレクチャーすれば良いのでしょうか。最初にレクチャーすべきことは、第一印象の重要性です。第一印象というのは二度と作れないうえに、その印象は後々まで影響するからです。初対面で「ハキハキしていない」「態度が悪い」などと思われてしまうと、その印象を覆すには、かなりの時間と労力が必要になることをしっかり教えましょう。
第一印象を良くするための具体例としては、どのようなことを挙げれば良いのでしょうか。まずは、身だしなみです。髪型や服装が乱れていると、だらしない印象を与えてしまいます。社員研修では、職場のオフィスコードを守ることを基本として、頭の先からつま先まで清潔感を意識させるようにレクチャーしましょう。身だしなみの次に第一印象を左右するのは、姿勢と表情です。背筋をピンと伸ばした正しい姿勢の人を見ると、それだけで良い印象を持ちますよね。表情においては、自然な笑顔の作り方をレクチャーするのはもちろんですが、笑顔をキープすることで、自分自身も前向きな気分になれることにも言及すると良いでしょう。第一印象を良くすることは、周囲の人に好感を与えるだけではなく、自分自身にも幸福感をもたらしてくれるのです。